- 口癖を直したい
- 口癖を周りの人から指摘された
- 自分の口癖が何か分からない
オンライン話し方教室【ボイスプロデュース】代表講師の福永智樹です。
あなたは自分の口癖に気付いていますか?
誰でも一つは必ず口癖を持っているはずです。
周りの人が聞いていて不快になったり、あなたの印象がマイナスになっていなければ、全く問題ありません。
しかし、自分では気付かないうちに口癖で損をしているとしたら、もったいないと私は思います。
そこで今回は口癖の直し方や、口癖を直すために不可欠なステップについて解説します。
- 自分の口癖を認識する
- 口癖を紙に書き出す
- 複数同時ではなく、一つずつ直していく
口癖の種類
まずは口癖の種類について解説します。
もしかしたら無意識に使っているものが見つかるかもしれません。
話の「間」を埋める口癖
- えー
- えっと
- あの
これは「フィラー」といって、「話の間を埋める、詰める」という意味を持つ口癖です。
口癖の中でも、一番多いかもしれませんね。
フィラーについては、下記のページでもっと詳しく解説しているので参考にしてみてください。
言い訳を意味する口癖
- だけど
- でも
- だって
このような口癖を持っていると、「すぐに言い訳をする人」という印象を与えてしまいます。
また、相手の意見や忠告を受け入れることができない、「傲慢な態度」に繋がってしまうかもしれません。
がさつな印象を与える口癖
- うざい
- やばい
- ていうか
これらの言葉は、がさつな印象を与えてしまうため、よほど身近な関係でない限り、使わない方が良いでしょう。
いち早く直した方がいい口癖です。
確実に口癖を直すために不可欠なステップ
ただ意識するだけでは、なかなか口癖は直りません。
口癖を直すためには不可欠なステップがあります。
ステップ①自分の口癖を認識する
まずは自分にどのような口癖があるのか、認識する必要があります。
自分の口癖を知る方法は、下記の2つです。
身近な人に聞いてみる
一番早くて確実なのは、周りの人に聞くことです。
あなたがよく会話をする人に聞いてみましょう。
本当にあなたのことを大切に思ってくれている人であれば、多少言いにくいことであっても教えてくれるはずです。
もちろん、教えてくれた後に不機嫌になったりせず、感謝の気持ちをしっかりと伝えましょう。
話し声を録音する
誰かとの会話を録音するのは相手にも許可が必要なので、ハードルが高いかもしれません。
もしも何かのレッスンを受講していたり、相手の許可を得られる場合は会話を録音して聞いてみましょう。
難しい場合は、テーマを決めてスピーチをスマホに録音してみましょう。
誰かに聞かせるわけではないので、話しやすいものであれば、内容は何でも構いません。
好きなもの(食べ物・スポーツ・音楽・映画・書籍など)や趣味をテーマにすると話しやすいと思います。
自分の声を録音して聞くことで、話し声を改善することもできます。
ステップ②口癖を紙に書き出す
①のステップで認識できた口癖を、できるだけたくさん紙に書き出してみましょう。
そして、書き出した口癖を「直したい口癖」と「直さなくてもいい口癖」の2つに分類します。
ステップ③複数同時ではなく、一つずつ直していく
2つも3つも同時に直そうとしても、なかなかうまくいきません。
「直したい口癖」のリストの中で優先順位をつけ、一つずつ直していきましょう。
ゆっくり話す
口癖を直すためには、実際に話す時に強く意識することが大切です。
そのため、できる限りゆっくりと話すようにしましょう。
早口で話してしまうと、気付いた時にはもう遅かったということが起きてしまいます。
ゆっくりと話すことで、その口癖を言う前に「気付く」ことができます。
どうしても早口になってしまう人は、下記の記事を参考にしてください。
一日に何回言ったか記録する
口癖を1日に何回言ったか、記録していきましょう。
初日から0回になることは、ほぼありません。
毎日意識していれば、2週間くらいで0回になってきます。
そして0回が1週間続けば、口癖が直ったと判断できます。
語彙力をつけて口癖を直す方法
ステップ②で書き出した「直さなくてもいい口癖」については、そのままにしておくのではなく、語彙力をつけて、別の言葉に言い換えてみましょう。
あなたの周りには、語彙力があって、かっこいい話し方だと感じる人はいませんか?
様々な言葉で表現できるようになることで、周りからの印象も大幅にアップします。
類語辞典を使いましょう
「類語辞典」のことは知っていますか?
類語辞典とは、使いたい言葉と同じような意味を持つ他の言葉を調べることができる辞典です。
例えば、「大切」という言葉を類語辞典で調べると、「重要」「大事」「決定的」「価値がある」などの言葉が出てきます。
「直さなくてもいい口癖」の中の言葉を類語辞典で調べてみましょう。
他の言い回しが必ず見つかるはずです。
類語辞典はネットでも簡単に調べられますので、やってみてください。
読書をする
語彙力を高めるために一番効果的な方法は、読書です。
しかし、一つのジャンルや著者の書籍だけを読むのではなく、様々なジャンルの書籍を読むことで、語彙力が高まります。
そして、気になる言葉があったらメモしておき、どんどん使ってみましょう。
メンタルが安定する
語彙力をつけることで、実は別のメリットもあります。
それは、メンタルが安定するということです。
人の感情は「嬉しい」「悲しい」など、単純なものではなく、無限に存在します。
語彙力が高ければ、自分の今の感情に一番合う言葉で理解したり、納得することができます。
まとめ
- 自分の口癖を認識する
- 口癖を紙に書き出す
- 複数同時ではなく、一つずつ直していく
口癖を直すことで、たくさんのメリットを感じられるはずです。
焦らず、一つ一つ口癖を直していきましょう。
そして、ネガティブな口癖を直すことができたら、次はポジティブな口癖を身につけることに意識を向けていきましょう。
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