ゆっくり話すコツ
◎このような人におすすめの記事です!
  • 早口を改善したい
  • 落ち着いて話す方法を知りたい
  • よく聞き返されることがある

オンライン話し方教室【ボイスプロデュース】代表講師の福永です。

世の中には早口な人もいれば、ゆっくり話す人もいます。

あなたは「自分の話すスピード」について考えたことはありますか?

早口にはたくさんのデメリットがあり、ゆっくり話すことにはメリットがたくさんあります。

そこで今回は、早口を改善し、ゆっくりと落ち着いて話すコツについて、お伝えしていきます。

◎早口のデメリット
  1. 相手からよく聞き返される
  2. 緊張しているように感じられる
  3. 一方的に話してしまう
  4. 伝えたいことが伝わらない
◎ゆっくりと話すメリット
  1. 滑舌が安定する
  2. コミュニケーションが円滑にとれる
  3. 落ち着いた印象を与えることができる
  4. 伝えたいことが明確に伝わる
◎早口を改善してゆっくり話すコツ
  1. 滑舌を良くする
  2. 長い文章を間違えない速度で読む
  3. 一文を短く話す
  4. 真似して練習する
  5. 相手の話をしっかり聞く

早口のデメリット

チェックポイント

まずは早口にはどのようなデメリットがあるのか、しっかり把握しておきましょう。

特に、ゆっくり喋ることが難しく感じている人は必見です。

相手からよく聞き返される

早口で話してしまうと滑舌が悪くなり、相手からよく聞き返されてしまいます。

何度も聞き返されてしまうと、とてもストレスを感じるはず。

しかし、相手はもっとストレスを感じています。

中には、「何度も聞き返すのは失礼かも。。」と考え、聞いているフリでごまかしてしまう人もいるでしょう。

ふくながふくなが

早口を放置していると、普段のコミュニケーションが円滑に進まなくなりますので注意しましょう。

緊張しているように感じられる

人は緊張すると自然に早口になります。

「この場から早く逃げたい」と、本能的に感じてしまうからです。

このことから、早口で話していると相手から、「緊張しているのかな?」と思われる可能性があります。

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一方的に話してしまう

早口な人は短時間でたくさんの言葉を発するので、相手よりも話す割合が多くなります。

中には、相手の話を最後まで聞かずに、一方的に話してしまう人います。

自分は気持ちよく話しているかもしれません。

しかし、会話などのコミュニケーションで一方的に相手の話を聞くことは、とてもストレスになるはずです。

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伝えたいことが伝わらない

早口で話してしまうと、聞いている相手は多くの情報を耳にし、それを短時間で理解する必要があります。

内容がシンプルなものなら問題ありませんが、何かの説明を受ける時は、内容を正しく理解できません。

結果的に、自分ではしっかりと伝えたつもりでも、相手には全く伝わっていなかったということも出てくるでしょう。

ふくながふくなが

「伝えたかどうか」ではなく、「伝わったかどうか」が大切です。

ゆっくり話すメリット

ポイント

ゆっくり喋ることで、どのようなメリットがあるかについて、確認しましょう。

滑舌が安定する

ゆっくりと話すことにより、一つ一つの発音に明瞭感が生まれ、滑舌が安定します。

コミュニケーションが円滑にとれる

途中で言い間違えたり、噛んだりすることが少なくなり、聞き返される回数が減ります。

それによって、スムーズに会話が進み、より良いコミュニケーションがとれます。

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落ち着いた印象を与えることができる

ゆっくり話すことで、落ち着いた印象を与えることができます。

また、堂々と自信のある話し方にも繋がります。

特にビジネスシーンでは、話すスピードはとても大切ですね。

伝えたいことが明確に伝わる

ゆっくりと話すことで伝えたいことが明確に伝わり、意思疎通が上手にとれます。

早口で話すと、「伝えたつもり」になってしまい、結局はうまく伝わらなかったということもあります。

伝えたいことが明確に伝わることで、信頼関係を築きやすくなります。

◎伝わる話し方の重要性

早口を改善して、ゆっくりと話せるようになると、「伝わる話し方」ができるようになります。

伝わる話し方とは、相手が自分の言っていることをしっかり理解できているか、把握しながら話すことです。

相手がどんな表情、どのような相槌をうちながら、自分の話を聞いているか確認しながら話しましょう。

それによって、相手にしっかりと伝わっているのか、判断できるはずです。

早口を改善してゆっくり話すコツ

ファイルを持った女性

早口を改善し、ゆっくり話すためには、やはりトレーニングが必要です。

優先して取り組んでもらいたものを順番にお伝えします。

滑舌を良くする

まずは何と言っても、滑舌を良くすることが大切です。

早口で綺麗に話せても、ゆっくりと話せなければ、滑舌が良いとは言えません。

トレーニング方法は2つあります。

口を大きく動かす

口を大きく動かして話すことで、母音(あいうえお)の発音がとても綺麗になります。

まずは、「イ〜〜イ〜〜」と、大きく口を動かしていきましょう。

「イ」の時に口角が上がり、上歯がしっかり見えるか、鏡で確認しながら練習しましょう。

慣れてきたら「イ・イ・イ・イ。。。」と、連続で10回以上繰り返していきましょう。

ふくながふくなが

表情筋が疲れるくらい、しっかりと動かすことが大切です。

舌を滑らかに動かす

タ行・ナ行・ラ行など、舌を動かす発音をクリアにすることで、滑舌が改善されます。

奈良県の「ナラ」という言葉を練習することで、上達していきます。

こちらに関してもまずはゆっくりと行い、慣れてきたら回数を増やしましょう。

ふくながふくなが

もっと滑舌を良くしたい人は下記のページをご覧ください。
【滑舌練習を大公開】苦手な発音のトレーニングをしよう!

長い文章を間違えない速度で読む

長い文章を落ち着いてゆっくりと読む練習を行いましょう。

新聞や本など、何でも構いません。

初めての文章を噛まずに読むのは、とても難しいはず。

「このスピードだったら絶対に噛まない!」と思える速度で、大げさにゆっくりと読んでいきましょう。

ポイントは次のように2つあります。

口を大きく動かして読む

早口で話す時は、口の動きが小さい状態です。

口を大きく動すことで、時間がかかりますので、自然とゆっくり話すことができます。

大きな声でハッキリと読む

小さな声で読んでしまうと、正しく発音できているのか判断できません。

普段の会話よりも、少し大きめの声でハッキリと読みましょう。

そうすることで、声が小さくなりがちな語尾の部分まで綺麗に読めますし、苦手な発音も見つかります。

大きな声の出し方のコツ15選!小さな声改善トレーニング

一文を短く話す

早口で話す人は、一文が長くなりがちです。

できるだけシンプルな文章で話しましょう。

句読点(。、)の位置で、しっかりと間をとりながら話すことで、自然とゆっくり話すことができます。

ふくながふくなが

読点(、)は1秒、句点(。)は2秒くらい間を置くつもりで読むと、感覚を掴みやすいです。

「えー」「あー」「あのー」症候群の治し方×7【最新版】

真似して練習する

話し方に限らず、何かの技術を習得する近道は、「上手な人を真似る」ということです。

アナウンサー、俳優、タレントなど、「この人の話し方、素敵だな」と思える人はいないでしょうか?

テレビを録画してもいいですし、Youtubeで動画を探してみるのもいいですね。

その人が話している時の、表情・口の動き・スピード・抑揚・間の取り方など、全てをコピーするように練習しましょう。

相手の話をしっかり聞く

早口な人は会話の時、相手よりも自分の方がたくさん話してしまいます。

ゆっくり話すには、まずは相手の話をしっかり聞きましょう。

そうすることで、せっかちな気持ちをコントロールすることもできます。

【初対面の会話が続かない人へ】緊張せずに楽しく話すコツ

早口で話した方がいい場合もある

メガネをかけた女性

ここまでは早口のデメリットや、ゆっくり話すコツをお伝えしました。

ただ、早口で話した方がいい場合もありますので、最後に確認しておきたいと思います。

相手が急いでいる場合

相手が急いでいる時に、ゆっくりと話してしまうと、イライラさせてしまいます。

相手が早口で話す場合

相手がもともと早口で話す人の場合、無理してゆっくり喋る必要はありません。

(もちろん早口すぎて、滑舌が悪いとだめですが。。)

人は自分と似た人に対して、親近感を持ちます。

早口で話す人に、必要以上にゆっくりと話し続けてしまうと、「自分とは合わないな」と思われてしまいます。

ふくながふくなが

大切なのは、相手に合わせるということです。

長時間、人前で話す場合

長時間、人前で話す時にずっとゆっくりしたペースで話し続けると、聞いている人々は飽きてしまいます。

眠ってしまう人もいるかもしれません。

時々少しスピードを上げ、緩急をつけながら話すことで、飽きさせない話し方になります。

ただこれはスピード調整ができる、上級者に限ります。

慣れるまでは、基本的にはゆっくり話すようにしましょう。

まとめ

◎早口のデメリット
  1. 相手からよく聞き返される
  2. 緊張しているように感じられる
  3. 一方的に話してしまう
  4. 伝えたいことが伝わらない
◎ゆっくりと話すメリット
  1. 滑舌が安定する
  2. コミュニケーションが円滑にとれる
  3. 落ち着いた印象を与えることができる
  4. 伝えたいことをが上手く伝わる
◎早口を改善してゆっくり話すコツ
  1. 滑舌を良くする
  2. 長い文章をゆっくり読む
  3. 真似して練習する
  4. 相手の話をしっかり聞く

いかがでしたでしょうか?

早口を改善して、ゆっくり話すことができれば、周りに与える印象が大きく変わるはずです。

早口だという自覚がある方、もしくは自分が早口がどうか分からない人は、自分の話し声をスマホで録音して聞いてみましょう。

自分の声を録音で確認することで、今まで気づかなかった話し方の癖を見つけることもできます。

ゆっくり話す技術を身につけて、多くの人と良いコミュニケーションがとれるよう、是非チャレンジしてみてください。

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2014年にオンライン専門の話し方教室を設立。ボイストレーナーとして、10年以上のキャリアを持つ。