就活・面接で好印象を与える話し方のコツ

こんにちは!

オンライン話し方教室「ボイスプロデュース」代表講師の福永智樹です。

新しい年度が始まり、大学4年生などは就活本番に向けて身が引き締まってきたのではないでしょうか?

選考開始時期が昨年の8月から6月に変更になり、企業側は広報期間が、就活生側は準備期間が短くなりました。

2年で2回も就活の時期が変わってしまい、戸惑ってしまっている人もいるかもしれません。

しかしここからは面接までにいかに対策をしていくかが、大変重要になります。

就活・面接で好印象を与えるコツ

面接対策

面接官の質問に対してどのような受け答えをすると、印象が良いのでしょうか?

大切なポイントを一つずつ確認していきましょう。

表情豊かに話す

人の第一印象はやはり顔の表情でほとんど決まります。

もちろん緊張してしまうと思いますが、できるだけその場その場にふさわしい表情を意識しましょう。

たとえば話を聞いている時、しっかり目を見開いて真剣な表情はできるでしょうか?

自分では真剣に聞いているつもりでも、それが面接官に伝わらなけば意味がありません。

「真剣に興味深く聞いています」というメッセージを自分の目に込めて話を聞きましょう。

また、ずっと真顔でなくても、内容によっては口角をしっかり上げ、笑顔などの明るい表情も必要になります。

自分の笑顔から「明るさ、フレッシュさ、誠実さ」などが感じられるかどうか、事前に鏡を見ながら練習しておきましょう。

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背筋を伸ばして話す

ついつい猫背になってしまうことはありませんか?

猫背になって姿勢が悪いと、印象も悪くなってしまいます。 顎を少し引き、胸を張って背筋を伸ばしましょう。

そして、両肩の位置を少し後ろにするだけでも、姿勢が良くなります。

しかし、その姿勢ができただけでは安心できません。面接は1分では終わりませんので、姿勢を保ち続ける練習をしておきましょう。

姿勢はクセが出やすいので、本番でどうこうなるものではありません。 この機会に普段の何気ない時の姿勢から直しておけば、本番姿勢以外のことに意識を集中できます。

勝負はもう始まっていると思って、少しずつ準備していきましょう

はっきりとした明るい声で話す

いくら素晴らしい内容の受け答えをしたとしても、小さな声でボソボソと話してしまっては台無しです。

もちろん企業によって求められる人材は異なるので、一概には言えませんが、はっきりした明るい声を出せる人はどの企業からも高評価を受けるはずです。

面接官は何人もの就活生を相手にしていますので、ボソボソとした話し方だと、「ただ決まった答えを暗記して話しているだけで、本心ではない」とすぐに見抜かれてしまいます。

志望動機や自己PRなど、事前に時間さえあれば良い内容を作ることは可能なので、それらは面接官からしたら、「できていて当たり前」なんですね。

本番では上手く話そうとしない

もちろん事前にたくさん練習をして、滑らかに話せるようにしておくことは自信にもつながりますし、本番で緊張しても頭が真っ白になりにくくなります。

しかし面接の最大の目的・ゴールは、「上手く話すこと」ではありません。私は、心を動かすことだと考えています。

きれいにスラスラと上手に話す人より、多少たどたどしくても元気に熱意を込めて話す人の方が、人の心を動かすのではないでしょうか?

面接官に「緊張しているようだが、この会社に本当に入りたいと思っているんだな」と感じてもらえば、必ず良い方向に進むはずです。

そのためには、本番ではその会社で働いている姿を強くイメージして話しましょう。上手く話そうとすることではなく、働きたい気持ちを伝えることに意識を集中させていきます。

そうすれば、言葉の端々に熱意が感じられる話し方になっていきます。

ちなみに私は以前勤めていた会社では新人採用として、たくさんの人々の面接をしてきました。

採用を決める最後の要素として、「この人がこの会社でしっかり活躍してくれるイメージを持てるか」ということに着目してやっていました。

そのためには、「この会社でどうしても働きたい」という気持ちを、 いかに面接官に分かってもらえるか、感じてもらえるかが大変重要です。

まとめ

最後にボイスプロデュースで実際にしている面接対策を簡単にお伝えしますので、皆さんも練習の参考にして下さい。

①印象の良い表情・目線→「第一印象」

②聞き取りやすい発声と滑舌→「話し方」

③どんな質問にも熱意を持って答える→「コミュニケーション」

この3つの能力はどんな仕事をする上でも必要とされるものなので、どれも当たり前に思うものばかりだったかもしれません。

しかし、すでに社会に出ているビジネスマンでさえ、この当たり前なことが完璧にできている人は少ないのです。

もしも面接の時点でこれらの当たり前なことが自然にできていれば、必ず他の人と違いを見せることができます。 どの会社で働くかということは、人生の中でとてもも大きなものになります。

この記事を読んでくれた就活生が一人でも第一志望の会社で働けるようになったら、とても嬉しいです。

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2014年にオンライン専門の話し方教室を設立。ボイストレーナーとして、10年以上のキャリアを持つ。