こんにちは!
オンライン話し方教室「ボイスプロデュース」代表講師の福永智樹です。
スピーチなど人前で話すのは緊張しませんか?中には声が震えてしまう人もいるはずです。緊張して声が震えると苦手意識が生まれ、人前で話す機会がくる度に気持ちも小さくなってしまうのではないでしょうか。
私自身、昔はあがり症で声が震えることが多かったので、そのような人の気持ちがよくわかります。しかし、ちょっとしたコツをつかめたことで、今ではずいぶん楽になりました。
いくつかコツをお伝えしますので、自分に合う方法を見つけてみましょう。
息を長く吐く練習をする
息を長く吐くことで、発声が安定するだけではなくリラックス効果があります。できるだけ腹式呼吸を意識してみましょう。
また、実際に話している時に声が震えてきたら、お腹の下側を張るような力を入れてみましょう。そうすることで吐く息が安定し、声が震えなくなります。
しかし力の入れ方を逆にしてしまい、お腹を引き締めるようにしてしまうと、余計な力が身体全体に入り、声が出しにくくなりますので注意してください。
話す内容を整理しておく
話す内容が整理できていないと不安な気持ちが大きくなり、緊張が増してしまいます。話す前に何を話すか、ポイントを整理しておきましょう。
もしも事前に練習できるのであれば、話す内容のキーワードを順番に紙に書いておき、それを見ながら話す練習をしておきましょう。
話す内容全部を一字一句覚えようとは決してしないでください。一字一句覚えてしまうと、万一間違った時に焦ってしまい、内容がとんでしまうことがあります。
「何をどの順番で話すか」さえしっかり整理できていれば十分です。その方が途中で軌道修正もできるはずです。
文章は短めに
一つ一つの文章が長くなると、自分で何を言っているか分からなくなってしまいます。特に話し始めてすぐに関しては、短い文章を心がけましょう。そうすることで自分の中のハードルが低くなり、楽に話せるようになります。
録音して聞いてみる
自分の話すところを事前に録音して聞いておきましょう。「声が小さい」「早口」「一本調子」など、自分では気づいていない欠点が見つかるかもしれません。
自分の声を客観的に聞いて、その声に納得ができるまで練習しましょう。
リラックス効果のツボを押す
労宮(ろうきゅう)という手のひらにあるツボを押すと、緊張を緩和できます。場所は手のひらのちょうど真ん中(軽く指を握った時に薬指の先があたる)です。そこを5〜10回やさしく押してみましょう。
ここからの2つは考え方そのものを変えてみる方法になります。
緊張を高めてみる
本番直前は特に緊張するでしょう。そこで、あえて緊張を高めてみてください。すると意外にも緊張するのは難しく、「たいしたことじゃないな」と感じられるようになります。これは私のレッスン受講生にもやってもらいましたが、効果ありでした。
声が震えることは恥ずかしいことではない
そもそも恥ずかしいことではないのです。声が震える、緊張するというのはそれだけ真剣だという証拠です。人はどうでもいいことでは緊張しないからです。
あなたは緊張して声が震えながらも話している人を見て、笑ったことがありますか?「一生懸命話しているな」と感じることの方が圧倒的に多くないですか?
自分が気にしているほど、周りの人の目は冷ややではないです。もしも冷ややかな目で見る人がいたら、その人はあなたにとって、そんなに重要な人ではないはずなので、なおさら緊張しないで大丈夫ということにもなりますね。
まとめ
このように改善方法はたくさんあります。あなたに合うものもきっとありますので、まずは実践してみましょう。
私は話し方レッスンの受講生の中で、急激に上達していく人の姿を何人も見てきました。共通することは、「とにかくやってみる」という姿勢です。
もしも1回やってだめでも、とにかくやり続けてみてください。そうやって何回も練習と実践を繰り返していけば、たとえ緊張しても声が震えなくなるくらい、「話す技術」は必ずついていきます。
最新記事 by 福永智樹(ボイスプロデュース 代表講師) (全て見る)
- 【口癖の直し方】確実に口癖を直すために不可欠なステップ - 2022年9月9日
- マスクで声が通らない人は必見!【聞き返されない話し方】 - 2022年8月31日
- 【分かりやすい話し方】要点をまとめて簡潔に話す方法 - 2022年8月24日