話し上手になる方法

こんにちは!

オンライン話し方教室「ボイスプロデュース」代表講師の福永智樹です。

話し上手になるにはどうしたらいいの?」「話し上手な人ってい羨ましい!」と思うことはありませんか?

そんなあなたのために、今回は話し上手になる方法についてお話ししていきます。

話し方上手は聞き上手

鼻歌

話し方上手な人だからと言って、ずっと一方的に話しているわけではありません。

自分が話したいことだけを話すだと、相手は疲れてしまいます。

むしろ相手の話を聞く時間を少し長くすることが大切です。

相手の話を上手に聞いてあげれば、相手が心を開いてくれます。

話を聞いていること相づちで表現しよう!

相手が話すことにしっかり相づちをして反応することで、「私の話を真剣に聞いてくれて楽しい!」と思ってくれます。

「私はあなたの話を聞いていますよ」というメッセージになるということです。

相づちはうなずくだけでもできますが、できるだけ声に出してあげましょう。

「はい」や「うん」だけでなく、「へ〜」「そうなんですね」「すごい!」「知らなかったです」など、感情を表現していきましょう。

相手に興味を持って質問しよう!

質問には「はい、いいえ」で答えることができるクローズドクエスチョンと、自由に答えることのできるオープンクエスチョンがあります。

聞き上手な人はオープンクエスチョンの使い方がとても上手です。

オープンクエスチョンの代表的なものと言えば、5W1Hです。

When・・・いつ

Where・・・どこで

Who・・・誰が

What・・・何を

Why・・・なぜ

How・・・どのように

これらを基本に質問をしていけば、会話がどんどん深まりますね。

質問をするということは相手に興味を持っているということ。

自分に興味を持たれると人は嬉しいものなので、相手に親近感を持つようになります。

話し上手な人の言葉の使い方

ピース

話し上手な人の特徴として、言葉を上手に使っているというものがあります。

どんな言葉をどのように使うかによって、話の盛り上がり方や相手に与える印象が大きく変わってきます。

相手に合った言葉を使おう!

共通点や共感できることが多ければ多いほど、会話は盛り上がっていきます。

そのためには相手が使っている話を聞きながら、それに合う言葉を自分も使っていくことが大切です。

たとえばビジネスマンがよく使うカタカナ用語(専門用語なども)をたくさん使って女性と話してしまうと、心の距離を感じられてしまったりもします。

もちろん完璧に相手に合わせることはできませんが、性別・年齢・職業などによって、使い分ける意識を持ちましょう。

感情を表す言葉を使おう!

事実や情報だけを話すのではなく、あなたの感情などをどんどん入れていきましょう。

たとえば、「休日はどんなことをして過ごしますか?」と質問されたとします。

下記のどちらにあなたは親近感を持ちますか?

①「ジョギングをすることが多いです。平日は仕事が忙しくてなかなか運動ができないので。」

②「ジョギングをすることが多いです。平日は仕事が忙しくてどんよりした気分になるので、ストレス発散にもなってスッキリします。」

いかがでしょうか?

たまたま同じようにジョギングをする人ならば①でも問題ありませんが、②の方が共感される可能性は高くなります。

ジョギング以外でも、同じように休日にストレス発散をしている人は多いので、「ジョギング、いいですね!私もストレスたまることが多いので、休日は愛犬と思いっきり遊んだりするとスッキリします!」など、話が展開していくはずです。

話し上手な人の話題の作り方

目標を書き出す

話し上手な人は話す内容をあらかじめ用意しておくこともあります。

たんなる世間話だけではなく、相手に合わせて話題を変える力に優れています。

「この人とはどんな話をすると盛り上がるか、楽しんでもらえるか」など、相手のことをよく考えているということですね。

話すネタをいくつか持っておこう!

時事ニュース、スポーツ、ファッション、健康、グルメなど分野ごとにネタを持っておきましょう。

定番のものだけではなく、新しい情報もほしいところです。

そのためには普段から自分が興味のあるもの以外の分野にも、アンテナをはっておく必要があります。

そして全てを覚えておくことは難しいので、キーワードだけでも手帳やスマホに記録しておきましょう。

「何を話せばいいかわからない」という口べたな人もいるかと思いますが、どんな話をするのかを事前に想定しておけば、話題に困ることはありません。

何事にも準備が大切ということですね。

質問のためにネタを持っておこう!

ネタがしっかりあれば、自分が話すだけではなく、相手に質問することができます。

あくまでも日常の会話では、一方的にこちらからが話し続けないといけないわけではありません。

なかなか自分からたくさん話すことができない人は、先にも述べましたが、「聞き上手」になることに徹するようにしましょう。

話す相手は自分からたくさん話してくれる人ばかりではありませんので、相手に気持ちよく話してもらえる質問をしっかりしていきましょう。

話す相手が男性か女性かで話し方も変えよう!

もともと男性と女性では脳の機能が少し違っています。

簡単にいうと、男性は論理的に、女性は感情的に話すことが多くなります。

男性と話すときは、話のつじつまがしっかりつくようにしたり、理由付けをするといいです。

女性と話すときは、話のつじつまというよりも、その時にどう思ったか、どんな気分になったかを言うようにしましょう。

相手との距離感をうまくとろう!

話し上手な人は、「こんなことまでは聞いてはいけない」など、相手のプライバシーを尊重して話します。

相手の収入、年齢、身体的なこと(体重など)、恋愛など、ある程度仲良くならないと聞きづらいことがあると思います。

もちろん相手からその話題を出してきたら、問題ありません。

「これを話題にしたら相手がどんな気持ちになるか」ということを、しっかり考えながら話しましょう。

これはできなければ、俗にいう「空気の読めない人」という烙印を押される可能性がありますので注意しましょう。

話し上手な人は声・話し方にこだわる

声を出す女性

この人と話していると楽しい、心地がいいと思う時はありませんか?

どんな声でどんな話し方をするかによって、相手に与える印象が大きく変わりますので、要素をチェックしていきましょう。

声のトーン・スピードを合わせよう!

人それぞれ話し方は千差万別です。

しかしそれをコントロールできれば、どんな人とも上手に話すことができます。

低い声の人には低い声、明るい声の人には明るい声、ゆっくり話す人にはゆっくり、早口な人には早口など、相手に合わせた話し方をしてみましょう。

少し真似をする気持ちでもいいかもしれませんね。

そうすることで相手の緊張をほぐして、リラックスした状態で会話をしていくことができます。

相手が会話しやすい雰囲気作りをしてあげるのも、話し方上手な人の特徴です。

顔の表情にも意識を向けよう!

会話の中でなかなか確認できないのが、自分の表情です。

話しているか聞いているかに関係なく、話題や内容に合う表情になっていることが重要です。

ずっと表情が変わらないと、「私と話していても楽しくないのかな?」「機嫌が悪いのかな?」と思われてしまうかもしれません。

一度自分がどんな表情ができるのか、鏡で確認しておきましょう。

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話し上手な人が持っているバランス感覚

話し上手な人はバランス感覚に優れています。言い換えると空気を読む力になるでしょうか。

これまでの話題選びや声・話し方についてだけではなく、話す長さにも着目していきましょう。

一度に長く話し過ぎないようにしよう!

ものすごくおもしろい話がいつもできる人なら問題ありませんが、一度にで長く話しすぎないようにしましょう。

会話はキャッチボールです。一方的に長く話してしまうと、相手は疲れてしまいますし、内容を把握することができなくなります。

そのためにはできるだけ簡単にシンプルに話す癖をつけましょう。

長くても一度に20秒くらいにして、相手にも話す時間を与えていくようにしましょう。

短すぎてもよくない!

当たり前のことかもしれませんが、一度に話す時間が短すぎてもいけません。

特に相手から質問されて、素っ気なく答えてしまうと、会話が全く盛り上がりませんし、展開していくこともなく、気まずい空気感になってしまいます。

もしも一つの話題や質問に対して、20秒以上話すことが難しい人は、日頃からトレーニングをしておきましょう。

下記にかんたんな質問を出しますので、それぞれ20〜60秒くらいで話せるようにしておきましょう。

①出身はどこですか?

②好きな食べ物は?

③休日はどうやって過ごしますか?

④どんなお仕事をしていますか?

⑤今一番興味があることは?

話し上手な人が自然にやっていること

あなたの周りにいる話し上手な人も必ずやっているであろうことがあります。しかもそれを自然に。

やろうと思えば今日からできることなので、ぜひチャレンジしてみましょう。

相手の名前を入れながら話そう!

相手の名前を入れながら話すことで、相手の中で「自分に話しかけているんだ」ということを本能的に感じやすくなり、より集中できるようになります。

また、人は自分の名前を呼ばれるだけでも、自分がここに存在しているということを感覚的にとらえることができ、承認欲求が満たされることがあります。

すぐにできることとしては、質問の最初に名前を入れることです。

「好きな食べ物は何ですか?」→「〜さんの好きな食べ物は何ですか?」もしくは、「〜さんはどんな食べ物が好きですか?」など

前回話したことを覚えておこう!

久しぶりに会った人から、「そう言えばこの前の〜はどうなりましたか?」と聞かれたら嬉しい気持ちになりませんか?

前回話したことを覚えてくれていたということは、自分に興味を持ってくれていると判断するはずです。

そうなれば相手は気持ちよく話をしてくれますので、無理に別の話題を考える必要もなくなってきます。

しかし、だからと言って、話した内容を完璧に覚えておくことは難しいので、話のネタ作りと同じように、手帳やスマホに記録しておき、会う前に少し確認するようにしましょう。

◎話し上手になる方法・コツのまとめ◎

  • 話を聞いていること相づちで表現しよう!
  • 相手に興味を持って質問しよう!
  • 相手に合った言葉を使おう!
  • 感情を表す言葉を使おう!
  • 話すネタをいくつか持っておこう!
  • 質問のためにネタを持っておこう!
  • 話す相手が男性か女性かで話し方も変えよう!
  • 相手との距離感をうまくとろう!
  • 声のトーン・スピードを合わせよう!
  • 顔の表情にも意識を向けよう!
  • 一度に長く話し過ぎないようにしよう!
  • 短すぎてもよくない!
  • 相手の名前を入れながら話そう!
  • 前回話したことを覚えておこう!

今回紹介したコツを実践するためには、1つ絶対にないといけないことがあります。

それは、相手に興味関心を持つということです。

これができなければ、上記のことを実践したとしても、「上辺だけ」と思われてしまいます。

相手に興味関心を持てば、必ずそれが相手に伝わり、会話が盛り上がっていきますので、忘れないでください。

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2014年にオンライン専門の話し方教室を設立。ボイストレーナーとして、10年以上のキャリアを持つ。