メトロノームで滑舌トレーニング

こんにちは!

オンライン話し方教室「ボイスプロデュース」代表講師の福永智樹です。

滑舌をよくする方法として、メトロノームを用いた滑舌トレーニングをご紹介します。

メトロノームに合わせて滑舌練習することで、自分自身のレベルが明確になりますし、上達していくことが数字で把握でき、モチベーションも保ちやすくなります。

スマホのアプリで「メトロノーム」と検索すれば、無料のものも出てきますので、気軽に使ってみましょう。

メトロノームの設定と数字について

メトロノームの設定はビート(4拍子など)とテンポ(数字)があります。

ビートは4拍子にしておくことで何回やっているか数えやすくなります。

※4回1セットになるので、2セットで8回、4回で16回となります。

また、最初はテンポ100くらいからスタートし、最終的には200以上を目指していきましょう。

※テンポ100は1分回に100回音がなるという速さです。

メトロノームを使った滑舌トレーニング

基礎的なトレーニングとしては、口を動かす組み合わせと舌を動かす組み合わせの2つをセットでやっていくことをおすすめします。

最初は口の形をイウの組み合わせ、舌をナラの組み合わせにするとやりやすくなります。

4回、8回、16回、32回と、どんどん回数も増やしていきましょう。

口の動きの滑舌トレーニング

イオ(オイ)

エオ(オエ)

アオ(オア)

ポイントは何回やっても毎回口の動きが同じようになることです。

なかなか統一できない場合はテンポを遅くしてやってみましょう。

※イオイオイオイオ。。。と繰り返します

舌の動きの滑舌トレーニング

ナラ(ラナ)

ヌル(ルヌ)

タラ(ラタ)

ツル(ルツ)

ダラ(ラダ)

ヅル(ルヅ)

舌がもつれないように注意しましょう。

※ナラナラナラナラ。。。と繰り返します

苦手な発音がある場合

日本語にはたくさんの発音があります。

基本的には上記のトレーニングでいいのですが、苦手な発音がある人は追加でトレーニングしましょう。

たとえばサ行が苦手な人は、「さ」を連続で「ささささ。。。」と16回やったり、「さし」「しす」「すせ」「せそ」など、つながりの部分を繰り返すのもいい練習になります。

滑舌リンク×2

もちろん発声にもこだわる

滑舌トレーニングの時に小さい声で発声してしまうと、あまり効果がありません。

小さな声でやってしまうと、間違いに気付きにくくなったりして、できたつもりになる人がいます。

最低でも普段話すとき以上の声の大きさで練習していきましょう。

〜参考ページ〜

【保存版】声が通らない人と声が通る人の違い

【必見!】知らないと損する、大きな声の出し方

テンポをどんどん変える

テンポ200など、速いテンポをやった後は、あえてテンポを落として150や100でもやってみましょう。

もちろん速ければ速いほど、滑舌のスキルが高いことになります。

しかし、滑舌が悪い人の中には、スピード調整が苦手な人が多く、いつも早口になってしまう人もいます。

200のテンポから急に遅いテンポに落として発音のすることで、スピード調整がうまくなり、早口の改善にもつながります。

まとめ

滑舌トレーニングは筋トレと同じように、しっかり負荷をかけていく必要があります。

メトロノームで自分の滑舌の能力を数値化していくことで、効率よく滑舌を改善することができるようになりますので、是非取り入れていきましょう!

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2014年にオンライン専門の話し方教室を設立。ボイストレーナーとして、10年以上のキャリアを持つ。