- 優しい話し方のコツが知りたい
- 人と良いコミュニケーションを取りたい
- 印象を良くしたい
オンライン話し方教室【ボイスプロデュース】代表講師の福永智樹です。
あなたの周りに、優しい話し方をする人はいますか?
優しい話し方を身につけることで、コミュニケーションが円滑になったり、好印象を与えることができるようになります。
今回は、優しい話し方のコツについて解説します。
- 相手の気持ちに寄り添う
- 明るいトーンで話す
- 滑舌よく、ゆっくりと話す
- 抑揚をつけて話す
- 表情豊かに話す
- 丁寧な言葉遣いで話す
- 相手の話を真剣に聞く
優しい話し方のコツ
相手の気持ちに寄り添う
サービス業でお客様と接する時に、「ホスピタリティ」という概念があります。
簡単に言うと、「心のこもったおもてなし」と言う意味です。
日常から周りの人に対しても、ホスピタリティと同じような心構えで接することで、自然と「優しい話し方」になります。
相手の感情がどのような状態かをしっかりと把握し、相手の気持ちに寄り添ってコミュニケーションをとりましょう。
そうすることで、どのような声・スピード・言葉で話すことがベストなのか、しっかりと判断できるようになります。
明るいトーンで話す
暗い声で話してしまうと、「怒っている」「不機嫌そうだ」のような印象を与えてしまいます。
基本的には、明るいトーンで話すことを心がけましょう。
滑舌よく、ゆっくりと話す
一つ一つの言葉がきれいに相手に届くように、滑舌よく話しましょう。
そのためには、早口ではなく、ゆっくりと話すことが大切です。
早口になると、口調が強く感じられる場合がありますので、注意しましょう。
抑揚をつけて話す
一本調子で淡々と話してしまうと、感情がない、素っ気ない話し方になってしまいます。
しっかりと抑揚をつけて話すことで、感情がこもった、優しい話し方になります。
表情豊かに話す
優しい話し方ができるようになるためには、柔らかな表情が必要になります。
話す時には自分の感情、相手の話を聞く時には相手の感情に寄り添って、表情豊かに会話をしましょう。
口角がほどよく上がった、優しい表情で話すことを心がけましょう。
丁寧な言葉遣いで話す
できるだけ丁寧な言葉遣いを心がけましょう。
いくら声や表情が柔らかくても、使っている言葉にトゲがあったり、雑な言い回しをしてしまうと、優しい話し方とは言えません。
また、相手が理解しやすい言葉を使うことも大切です。
ビジネスシーンでよく使われるようなカタカナ語は避け、分かりやすい言葉で話すようにしましょう。
相手の話を真剣に聞く
優しい話し方を身につけるためには、自分が話すことだけでなく、相手の話にも意識を向ける必要があります。
相手の話を真剣に聞き、自分よりも相手にたくさん話してもらいましょう。
そうすることで、相手はあなたと話すことに心地良さを感じてくれるはずです。
優しい話し方を身につけるメリット
優しい話し方を身につけることで、たくさんのメリットがあります。
コミュニケーション能力がアップする
優しい話し方をする人は嫌われることが少ないので、たくさんの人と話す機会があります。
様々なタイプの人とコミュニケーションをとることで、コミュニケーション能力が磨かれます。
相手が心を開いてくれる
優しい話し方をする人に対して、警戒心を持つことはあまりないはず。
「この人とは話しやすい」「この人と話すと落ち着く」と、思ってもらえるようになります。
そうなると、相手が心を開いてくれますので、良い関係を構築することができます。
伝えたいことが伝わりやすくなる
優しい話し方をする人は、相手の話を真剣に聞くことができます。
相手は自分の話を真剣に聞いてくれたということで、承認欲求が満たされ、こちらの話もしっかりと聞いてくれる状態になります。
好印象を与えることができる
優しい話し方をする人で、印象が悪い人はあまりいません。
声が小さすぎたり、話す内容に問題がなければ、相手をイライラさせることもないでしょう。
また、優しい話し方をする人は、表情も柔らかい傾向があるので、見た目の印象も良いです。
メンタルに余裕ができる
常に優しい話し方を心がけることで、メンタルに余裕ができます。
実は、話し声とメンタルには強い結びつきがあり、次のように表裏位一体の関係です。
- メンタルが良い状態:優しい声・明るい声になりやすい。
- メンタルが悪い状態:強い声・暗い声になりやすい。
そして、逆のことも言えます。
- 優しい声・明るい声で話す:メンタルが安定しやすい。
- 強い声・暗い声で話す:メンタルが不安定になりやすい。
優しい話し方で気をつけたいこと
優しい話し方にはメリットがたくさんありますが、注意すべきこともあります。
3つの「ハッキリ」をポイントとして覚えておきましょう。
断りたいことはハッキリ断る
「優しい話し方=優しい人」と思われますので、周りから相談されやすくなります。
時には、無理な頼み事をされてしまうこともあるかもしれません。
自分で許容できる範囲であれば問題ありませんが、無茶して全ての頼み事を受け入れてしまうと大変です。
断りたい時は、勇気を持って断るようにしましょう。
自分の軸(考え・意見)をハッキリ持つ
優しい話し方をする人は、共感能力も高いため、他の人の価値観を尊重できる人が多いです。
しかし、周りの人の考え・意見に全て合わせることは不可能です。
自分の軸をハッキリと持った上で、賛同できるものと、そうでないものをしっかりと判断しましょう。
ダメなことはハッキリ伝える
優しい話し方をする人は、誰かを叱ったり注意したりすることが苦手な傾向があります。
例えば、上司部下の関係。
上司は部下に対して、指摘や指導をする立場でもあります。
部下が明らかなミスをしたり、おかしな考えを持って仕事をした時には、しっかりと指摘しましょう。
ポイントは、「感情を入れない」ということです。
本音では物凄く怒っていたとしても、その感情をそのまま部下に向けることはあってはなりません。
パワハラになってしまう可能性もあります。
自分の感情ではなく、事実を端的に指摘し、部下が前に進めるようにサポートしましょう。
まとめ
- 相手の気持ちに寄り添う
- 明るいトーンで話す
- 滑舌よく、ゆっくりと話す
- 抑揚をつけて話す
- 表情豊かに話す
- 丁寧な言葉遣いで話す
- 相手の話を真剣に聞く
- コミュニケーション能力がアップする
- 相手が心を開いてくれる
- 伝えたいことが伝わりやすくなる
- 好印象を与えることができる
- メンタルに余裕ができる
- 断りたいことはハッキリ断る
- 自分の軸(考え・意見)をハッキリ持つ
- ダメなことはハッキリ伝える
優しい話し方を身につけるためには、「話す技術」と「相手を思いやる心」の2つの要素が必要です。
どちらか一方が欠けてしまうと、優しい話し方をすることはできません。
自分自身を客観的に評価し、足りない部分を少しずつ改善していきましょう。
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