- ラ行の滑舌が苦手
- ラ行の舌の位置が分からない
- 呂律が回らないことがある
- 滑舌が悪いと周りから指摘されたことがある
オンライン話し方教室【ボイスプロデュース】代表講師の福永智樹です。
今回は、ラ行の滑舌を練習していきましょう。
ラ行は、滑舌が悪い人が必ずと言っていいほど苦手な発音です。
ラ行が苦手という自覚がなくても、長時間の会話で疲れることで、「呂律が回らない」という状態になることもありますね。
当サイトでは、発音記号を国際音声記号で表記しています。
ら行の発音の仕組み
ら行は、舌先を上の前歯の裏側の歯茎で弾くように発音する、「弾き音」です。
発音記号は「ɾ」です。
力を入れすぎると、舌を弾くことができず、音が鈍くなってしまいますので、リラックスして発音しましょう。
「リ」の発音について
「リ」は口蓋化するので、「ɾʲ」です。
「ら・り」をゆっくり繰り返して確認してみましょう。
舌の当たる位置が変わることが分かると思います。
また、子音が「ɾʲ」である、「リャ・リュ・リョ」を使って練習すると、「リ」の発音が綺麗になります。
「イ段」を発音する時に、調音点(子音をつくる場所)が硬口蓋の位置に近くことを「口蓋化」と言います。
ら行の「ɾ」の発音の調音点は、 歯茎です。
「リ」の子音である「ɾʲ」は、「ɾ」よりも舌の位置が少し後ろ(硬口蓋の方向)に移動します。
ら行の発音のポイント
①舌の力を抜く
余計な力が入ると、動きが鈍くなってしまい、上手く発音できません。
舌の力を抜いた状態で動かす練習を行いましょう。
- 「プルル・プララ」×4
- 「スルル・スララ」×4
- 「トゥルル・トゥララ」×4
最初はゆっくり練習し、最終的に素早く動かせるようになりましょう!
②舌の筋肉を鍛える
舌を大きく回す
特に鍛えられる箇所は、舌の付け根の「舌根(ぜっこん)」です。
顎の下の弾力のある場所が舌根になります。
時計回り、反時計回りにゆっくり5周ずつ回してみましょう。
おそらく舌根がかなり疲れるはずです。
慣れてきたら10周ずつやって頂いても構いませんが、一度にたくさんやるというより、一日の中で3セット分けてトレーニングをしていくと効果的です。
この舌根を鍛えることで、滑舌がよくなるだけでなく、声を出す時に喉の奥が広がり、はっきりとした声が出るようになります。
舌を鳴らす
舌先を上あごの奥のくぼみの位置に押し当て、「たっ!」という音を鳴らすします。
舌全体の筋肉を使うことで、はっきりとした音がなるようになります。
まずはゆっくり行います。慣れてきたら少しスピードを上げて、連続で行いましょう。
出来るだけ全ての音が同じ大きさになるように調節してみましょう。
まとめ
ら行は他の発音に比べても苦手な人が多い傾向にあります。
いくつか滑舌練習の文章をご紹介しますので、練習してみましょう。
◎ラダレデロド×3
◎来客が利用したルームメイトのレモン色のロングコート
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