こんにちは!
オンライン話し方教室「ボイスプロデュース」代表講師の福永智樹です。
口下手を克服したいけど、なかなか上手くいかないのではと不安に思っていませんか?
今回は口下手を克服するために最初にやるべきことを、3つに分けて解説していきます。
口下手な人の共通点と原因を知ろう
まずは共通点から。
◯声が小さい
◯もごもご話す
◯語尾が聞き取りづらい
◯表情がかたい
◯目を合わせて話せない
◯会話が続かない
◯自分の意見をはっきり言えない
いくつ当てはまるものがあるでしょうか?
自分では気づいていなくても、周りからはこのように思われていることもありますので、一度自分自身のことをしっかり分析してみてはいかがでしょうか。
続いて原因について。
大きく分けて3つあります。
自分に自信がない
自信がないと劣等感を抱えてしまい、口下手になりやすくなります。自信をつけるには「行動」を変えて「成果」をあげるありません。
仕事で成果をあげていけば周りからの評価も上がります。そうすれば「口下手」のことについて、言われることもなくなるでしょう。結果的に自分自身を過小評価することもなくなり、心の底から自信がみなぎってくるはずです。
しかし、いきなり仕事の成果をあげることも難しいかもしれません。まずはできることからで構いませんので、以下のものを意識してみましょう。
朝は誰よりも早く出社する、頼まれた仕事を早くこなす、自分から提案する回数を増やすなど。。
このように行動を変えていけば、必ず成果は上がってきます。
相手(周り)のことを気にしすぎている
自分のことよりも相手のことを優先してしまうことで、自分をおさえすぎてしまうことがあります。
しかし、小さな声でもごもごと話すことは、相手にとってうれしいことでしょうか?
相手のことを本当に氣にするのであれば、相手が聞きやすい声で話したほうがいいと思いませんか?
自分のためではなく、相手のためにも話し方を意識してみましょう。
話し方の技術が足りない
はっきりした声で滑舌良く話せれば、口下手なイメージを持たれにくくなります。
しかし話し方の技術そのものが足りなければ、大きな声も、滑舌よく話すことも難しくなります。
そんな時に役に立つのが、ボイストレーニングです。
自分の思い通りに話せれば、コミュニケーションの幅が広がります。
話しやすい相手で練習しよう
仕事では口下手だとしても、家族や友人と話す時は自然に話せるのではないでしょうか。
仕事だとどうしても苦手意識を持っている人がいるものです。そんな人と話す時ほど口下手になってしまいます。
まずは家族や友人など、自然に気軽に話せる人との会話から見直して、練習を重ねていきましょう。
ポイントは3つあります。
聞き上手になる
コミュニケーションにおいて、自分よりも相手が話す時間を長くすることで、相手を楽しませることができます。
基本的に人は自分の話を聞いてほしいという願望が強いので、それを満たしてあげることを考えましょう。
相づちをしっかりとる
相手が話した内容をただ聞くのではなく、しっかりと反応してあげましょう。
大きくうなずくいたり、「へ〜」「そうなんだ〜」「すごいね〜」などの相づちを入れることで、会話にリズムが出て、相手が気持ちよく話すことができます。
会話の幅を広げる質問をする
相づちをするだけではなく、質問を入れて会話を展開させていきましょう。
その時に意識してほしいのが、「Yes」と「No」では答えることのできない質問、オープンクエスチョンです。
まずは英語でよくある、「5W1H」などがいいでしょう。
※いつ(Whe)、どこで(Where)、誰が(Who)、何を(What)、なぜ(Why)、どのように(How)
このオープンクエスチョンをすることで、相手は「自分の話を興味を持って聞いてくれている」と感じますので、会話がどんどん弾みます。
口下手の良いところも認めてあげよう
「口下手」という言葉は、マイナスイメージを持たれやすいように思ってしまうかもしれません。
しかし口下手な人の特徴でも、良いところはあります。
口がかたい
口下手な人は必要以上にたくさん話すことはありませんので、口がかたい人が多い傾向があります。
そのため、信頼されやすかったり、一緒にいて安心するという人が多いです。
せかせかしていない
口下手な人は口数が少ない分、話す時は一つ一つの言葉を丁寧にゆっくり話します。
そのため、せっかちな印象を与えることが少なく、周りに心地よい雰囲気を出すことができます。
嘘を言わない
口下手な人は嘘を隠すための上手な言い回しやができません。そのため、口からでまかせを言ったりすることも少ないのです。
このように、口下手な人には誠実な人が多いのも事実です。
無理して話し上手な人をやみくもに目指すよりも、まずは自分の良いところ認めてあげましょう。
その上で改善したいと本気で思えたら、少しずつチャレンジしていけばいいんです。
まとめ
- 口下手な人の共通点と原因を知ろう
- 話しやすい相手で練習しよう
- 口下手の良いところも認めてあげよう
話し上手な人が良くて、口下手な人が悪いというわけではありません。
しかし、口下手であることが自分自身にとって、少しでもマイナスに感じてしまうことがあれば、できる範囲で改善してみましょう。
人はすぐには変わりません。と言うより、変われません。
それは、これまでの自分自身の選択によって、今の自分があるからです。知らず知らずのうちに、「口下手な自分」を自分で選んできているということです。
自分を変えるためには、「自分を変える」という選択をしなければなりません。
あなたは口下手のまま一生を過ごしますか?それとも克服しますか?
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